60)がんと告知されたら~ がん患者の心のケア

2008年8月24日 (日)

自分らしくがんと向き合う・5

前回『自分らしくがんと向き合う・4』 からのつづきです。

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自分らしくがんと向き合う
―がんの心の専門家が初めて語る

ジミー・C. ホランド (著), シェルダン ルイス (著)
Jimmie C. Holland (原著), Sheldon Lewis (原著)
内富 庸介 (翻訳), 寺尾 まち子 (翻訳)

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この本は、アメリカの精神科医ジミー・C・ホランドが書いたものを前回紹介した『がんと心のケア』の内富庸介が訳したものです。

アメリカと日本の文化の違いや、ものの考え方の違いはあるとは思いますが、私はあまり気にすることなく読めました。

私は心に残ったところだけをちょこっとご紹介しますが、できれば、手にとって読んでほしい本です。図書館でも借りることができます。

以下『自分らしくがんと向き合う』第十章から一部抜粋(要約あり)

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代替療法と補完療法

代替療法と補完療法について、“すべきこと”、“すべきでないこと”

1.代替療法を従来の治療法を代わりにしないで下さい。きちんと立証され、治癒が見込める治療法を用いるのが遅れてしまうかもしれません。

2.気分が良くなり、がんへの対処が楽になる補完療法なら何でも利用しましょう。

3.特定の補完療法を使わないからといって、腫瘍の成長が速くなるなど、信じてはいけません。

4.あなたが思案中、あるいは利用中の代替療法あるいは補完療法について、医師とよく話し合って下さい。補完療法のなかには、化学療法や放射線療法の妨げとなるものもあります。主治医から質問されなくとも、あなたのほうから告げてください。

5.代替療法と補完療法について、信頼できる情報源を探しましょう。どんなに称えられている治療法があっても、ひとつの情報源だけを信用しないで下さい。

6.ウェブサイトの多くが、生産過程で品質管理をされていない製品の宣伝を行っていることを忘れないで下さい。その効能書きは、何の規制も受けていません。それで、そういった製品が“消費者の自己責任”市場で売られ続けるのです。

7.補完療法を求める理由をよく考えてください。がんへの対処はうまくいっていない場合は、がん治療チームに相談して、カウンセラーを紹介してもらいましょう。治療の一環として、精神的支援を受けられるかもしれません。

8.あなたが選んだ補完療法のセラピストの信頼性を確認してください。たとえば、鍼師の場合は、免許を持ち、消毒した鍼を使う人を選ぶべきです。各セラピーの利点と危険性もチェックすべきでしょう。

9.あなたが納得できる補完療法を選びましょう。他の人に効果があっても、あなたには何の役にも立たない方法もあります。

10.痛み、吐き気などの症状の緩和に、補完療法を役立てましょう。たとえば、ジンジャールート・ティーは吐き気を抑えるのに利用できます。

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 代替療法と補完療法の利用については、人それぞれの強い信念があり、それは心身の相関に対する考え方と一致します。信じない人はずっと信じないし、信じる人は、がんとの関係を否定する調査結果を突きつけられたとしても、信じ続けます。それは人間としての核をなす考え方であり、科学的な証明がなされたところで、論争は終わらないでしょう。さまざまな考え方があるなかで、一人ひとりが独自の考えを持っているのですから。

 また、代替療法や補完療法ががん治療に効果があることを科学が証明するとしても、それには何年もかかるでしょう。がんを患っている人々は、そんな科学的方法には我慢ができません。よくこう言われるのです。「ホランド先生。わたしには科学の証明を待つ時間はないんです。いますぐ、できることが必要なんです」と。

 患者さんはこうも言います。「効き目があるって信じているんです。それだけで満足なんです」。それだったら、私も満足です。危険性が無く、通常のがん治療も受けている限りは。自分の信条に合うものは、どんなものでも利用することです。そうすれば希望がもて、生活の質が向上し、同時に治療が良い結果をもたらすことについても自信が生まれるでしょう。

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5回にわたり、お送りしてまいりました。お付き合いくださりありがとうございました。
今回で、『自分らしくがんと向き合う』は最終回とさせていただきます。
本書は十六章まであり、がんを克服した方にも十分読み応えがある内容になっていると思います。

たくさんの“気づき”があった一冊でした。

 

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2008年8月23日 (土)

自分らしくがんと向き合う・4

前回『自分らしくがんと向き合う・3』 からのつづきです。

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自分らしくがんと向き合う
―がんの心の専門家が初めて語る

ジミー・C. ホランド (著), シェルダン ルイス (著)
Jimmie C. Holland (原著), Sheldon Lewis (原著)
内富 庸介 (翻訳), 寺尾 まち子 (翻訳)

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この本は、アメリカの精神科医ジミー・C・ホランドが書いたものを前回紹介した『がんと心のケア』の内富庸介が訳したものです。

アメリカと日本の文化の違いや、ものの考え方の違いはあるとは思いますが、私はあまり気にすることなく読めました。

私は心に残ったところだけをちょこっとご紹介しますが、できれば、手にとって読んでほしい本です。図書館でも借りることができます。

以下『自分らしくがんと向き合う』第十章から一部抜粋(要約あり)

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代替療法と補完療法

昨今の代替療法、補完療法
 近年の傾向では、外科手術、化学療法、免疫療法、放射線療法のみが従来のがん治療に分類されています。。それ以外の治療と共に行っている治療法はすべて補完療法に分類されます。

 現在では、主流の医療と補完・代療法の境目が曖昧になっています。その隔たりがちいさくなったことで、治療に役立つ可能性がある代替療法が認められ実際に効果があるかどうか臨床試験にかけられるようになりました。

 補完代替医療センター(米国国立衛生研究所)は、補完療法と代替療法を大まかに七つに分類しています。がんに対する代替療法として勧められるものもありますが、いまのところ、がんを治す効果が証明されているものはありません。効果が期待できるものについては試験中です。

・食餌療法と栄養療法
⇒ビタミン大量投与法、代謝療法、マクロビオティックス

・生体電磁気療法

・代替医療システム
⇒古代中国医学(薬草・針)、インドのアーユルヴェーダ、ホメオパシー

・薬学療法と生物療法
⇒(大いに議論の余地が残る)ブルジンスキーのアンチネオプラストン(抗新生物薬)、バートンの免疫強化療法、サメの軟骨を使った治療

・マニュアル・ヒーリング
⇒タッチ・セラピー

・薬草
⇒エイジアック、ホクセイ

・マインドボディ・テクニック
⇒瞑想、リラクゼーション法

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次回は、『代替療法と補完療法について、“すべきこと”、“すべきでないこと”』 です。

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2008年8月22日 (金)

自分らしくがんと向き合う・3

前回『自分らしくがんと向き合う・2』 からのつづきです。

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自分らしくがんと向き合う
―がんの心の専門家が初めて語る

ジミー・C. ホランド (著), シェルダン ルイス (著)
Jimmie C. Holland (原著), Sheldon Lewis (原著)
内富 庸介 (翻訳), 寺尾 まち子 (翻訳)

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この本は、アメリカの精神科医ジミー・C・ホランドが書いたものを前回紹介した『がんと心のケア』の内富庸介が訳したものです。

アメリカと日本の文化の違いや、ものの考え方の違いはあるとは思いますが、私はあまり気にすることなく読めました。

私は心に残ったところだけをちょこっとご紹介しますが、できれば、手にとって読んでほしい本です。図書館でも借りることができます。

以下『自分らしくがんと向き合う』第十章から一部(要約あり)抜粋

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代替療法と補完療法

代替療法と補完療法の定義
 代替療法と補完療法という言葉があまり区別されずに漠然と使われているのを耳にしていると思いますが、その違いは知っておくべきでしょう。米国国立衛生研究所は、補完代替医療センターを設立しており、補完療法と代替療法の定義を理解する基準を与えてくれます。がんの代替療法は、がんの治療を目的とする方法であり、従来の治療に代えて単独で使うことを勧められています。つまり、代替療法と補完療法を区別しているのは、その目的なのです。しかしながら、大部分の治療法が使われ方によってはどちらにも入るので、現実ではこの正確な分け方が不鮮明になっています。 

 たとえば、イメージ療法(免疫システムががん細胞を殺している様子を想像する)は一九七〇年代には、それだけでがんを治療できる心身相関に基づく治療法、すなわち代替療法として推奨されていました。けれども現在では、リラクゼーション法を伴うイメージ療法は、従来の治療法と共に利用する補完療法として広く使われています。唯一のがん治療として頼っているのではなく、「効果があるかもしれないし、害がないから」と考えています。代替療法と補完療法の境をまたぐ方法なのです。あなたが心身相関の技術を強く支持するなら、自分が病気や治療をコントロールしているのだと断言する方法として、イメージ療法は役に立つかもしれません。また、心身の相関をそれほど信じていない人は、もしイメージ療法を使うとしたら、精神的苦痛を減らす方法として利用するのがいいでしょう。 

 ときおり代替療法が、「自然で、毒性が無い」治療法として紹介されているのを見聞きするでしょう。放射線療法や化学療法や恐ろしげな外科手術には副作用があると聞いていると、全く対照的です。がん患者の大部分(八十五パーセント)は従来の治療法を選びながら、同時に補完療法を加え、両方の良い部分を取り入れようとしています。わたしはよく、アニメーションの主人公のクマの言葉を思い出します。「分かれ道にぶつかったら、とにかく行ってみることだよ!」。この言葉が従来の治療と代替療法に対する多くの人々の取り組み方に近いのではないでしょうか。がん治療で分かれ道に立ったら、両方の道を進んでみるのです。

 代替療法と補完療法は、いまや十億ドル規模の市場になっています。信頼できる情報が手に入りにくい一方で、信頼性に欠ける情報は何千というウェブサイトで簡単に見つけられます。そういったサイトの多くが、宣伝目的に近いものか、特定製品の広告そのものです。ビタミン、ミネラル、フードサプリメントは、米国政府の規制を受けていません。そのため、その効能書きは、絶対にあり得ないほどすばらしいものばかりです。そして、それが何と、もっともらしいものか!また、生産過程で品質管理されていないということは、効果が無いだけでなく、危険性のある製品もあるということです。こうした問題は背景知識を身につけて取り組むべきであり、ここでご説明します。

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次回は、『昨今の代替療法、補完療法』 です。

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2008年8月19日 (火)

自分らしくがんと向き合う・2

自分らしくがんと向き合う
―がんの心の専門家が初めて語る

ジミー・C. ホランド (著), シェルダン ルイス (著)
Jimmie C. Holland (原著), Sheldon Lewis (原著)
内富 庸介 (翻訳), 寺尾 まち子 (翻訳)

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この本は、アメリカの精神科医ジミー・C・ホランドが書いたものを前回紹介した『がんと心のケア』の内富庸介が訳したものです。

アメリカと日本の文化の違いや、ものの考え方の違いはあるとは思いますが、私はあまり気にすることなく読めました。

私は心に残ったところだけをちょこっとご紹介しますが、できれば、手にとって読んでほしい本です。図書館でも借りることができます。

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前回からのつづきです。以下『自分らしくがんと向き合う』第六章から抜粋

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がんと上手に取り組む

今日一日のことだけを考える
 時間と将来に対する考え方は、人それぞれ異なり、がんへの対処にも影響します。がんの診断が下されると時間が差し迫っているように感じ、それと共に不安が増します。
 しかしながら、「今日一日のことしか考えない」と言える人は、その日一日にすべきことに集中できます。明日のことを心配して、今日をあまり楽しめない人は、病気と対処しながらよけいに辛い時間を過ごすことでしょう。わたしはよく、あなたが生きられるのは昨日でもなく明日でもなく、今日だけですよと言います。
 ウイリアム・オスラーは「一日ごとにきちんと区切ったなかで生きる」という言葉を使っていました。とてもできそうにない大仕事でも、手に負える大きさに分ければいいのです。中国の人は言いました。「石をひとつずつ動かせば、山だって動かせる」と。
 こういった考え方をもち続けるのは難しいでしょうが、行く先々で待っている難問すべてに目を向けるのではなく、今日だけに目を向ければ、がんとの付き合いは楽になるでしょう。今日一日なら、治療で何か問題が起こっても、成し遂げられることがあるはずです。

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がんに対処する際に“すべきこと”、“すべきではないこと”
次に挙げる“すべきこと”“すべきでないこと”は、「巨大で複雑な機械の中に閉じ込められた」ような気分にならないための共通の指針を意図しています。スタッフが、“ホランド先生の教え”と呼ぶこのリストは、がん患者の人々に関わりながら作ったものです。そこにはポジティブ・シンキングの横暴に関する私の考えや、がんに対処する際のポジティブ・シンキングへの対処法などが含まれています。第二章で述べたように、ポジティブ・シンキングのなかには、新たな問題を生むものもあるのです。

※第二章「ポジティブ・シンキング(前向き思考)の横暴」については、ここではちょっとだけ。
・・・前向きな考え方をすればがんが治ると考えている人たちが治らずにいる皮肉・・・
前向きに考えられる人ががんから生還できて、前向きに考えられない人のがんが悪化するという考え方。後ろ向き思考で悲観的な考え方をする人でもがんから生還している人がいる。・・・
詳細をお知りになりたい方は、『自分らしくがんと向き合う』をお求め下さい。

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1.「がんは、すなわち死である」という昔の言葉を信じてはいけません。現在米国では800万人ものがん生還者がいます。(注:日本では、約300万人と推定されている)

2.がんになったことで、自分を責めてはいけません。特定の性格や心理状態や人生での痛ましい出来事と発がんの関係は、科学的な証明がなされていません。また、喫煙などの習慣で、がんの危険性が増したのだとしても、自分を責めても何の得にもなりません。

3.これまでに問題を解決したり、危機を乗り越えたりしたときに有効だった対処法を信じましょう。話好きなら、病気について安心して話せる相手を見つけます。根っからの無口であれば、リラクゼーションや瞑想など効果的な方法を見つけます。とにかく、秘訣はこれです。これまで効果があった方法はすべて使うこと。けれども、効果が無かったら、他の方法を見つけること。

4.“今日一日のことだけ”を考えて、がんに向き合いましょう。こうして一日ずつ分けて考えれば、がんに対処するという仕事に打ちのめされることも無くなります。また、病気であっても、一日を最大限に活用することに集中できるでしょう。

5.常に前向きでいられなくとも、自分を責めてはいけません。元気が無いときは、なおさらです。どんなにうまくがんに対処していても、憂うつになる時期はあります。けれども、その時期に健康やがんの進行に悪影響があったという証拠はありません。ただし、頻繁に憂うつになった場合は、助けを求めてください。

6.黙って苦しんでいてはいけません。気持ちが晴れるなら、サポートグループや自助グループを利用しましょう。かえって、気分が落ち込むなら、そういったグループに参加しなくても構いませんが、ずっとひとりでいるのは良くありません。あなたに合う相手に助けてもらってください。家族、友人、医師、聖職者、あなたが耐えていることを理解してくれるサポートグループで知り合った人でもいいでしょう。

7.不安や落ち込みのせいで眠れなくなったり、食欲が落ちたり、集中力は無くなったりした場合、あるいは落ち込み方が手に負えなくなって正常な活動が出来なくなった場合は、精神科医のカウンセリングを受けるのを恥ずかしがらないで下さい。

8.恐怖心や動揺を抑えるのに効果があるのなら、リラクゼーション、瞑想、スピリチュアルなアプローチ方法など、どんな方法でも利用してください。

9.訊きたいことを何でも質問でき、互いを尊敬でき、信頼できる医師を探してください。治療に関しては、パートナーであることを主張しましょう。また予想される副作用について尋ね、心の準備をしておくこと。あらかじめ問題を予見しておくと、実際に問題が起きたときの対処が楽になります。

10.最も親しい人には、心配事や心身の状態を隠さないで下さい。医師から治療の説明があるときは、その人に付き添ってもらいましょう。不安があるときは、情報を聞き取ったり理解したりできない場合が多いという調査結果があります。誰かに付き添ってもらい、どんな説明を受けたのか説明してもらいましょう。

11.精神的あるいは宗教的な信条を思い出し、お祈りなど、過去に救いを得られた儀式を行いましょう。精神世界にも宗教にも関心がない場合は、ヒューマニズムなど、あなたが高く評価する主義や哲学など何でも構いません。こうした信条に慰められ、病気を経験する意味さえも見出せるかもしれません。

12.代替療法を気に入ったからと言って、通常の治療をやめてはいけません。(代替療法については後述します)害が無く、通常の治療と安全に並行できる代替療法なら行っても構いません。ただし、現在どんな代替療法を利用しているか、あるいはこれからどんな代替療法を利用したいのか、主治医に話してください。化学療法や放射線療法とは並行できないものもあります。あなたはかなりのストレスを感じていますので、あなたより客観的な評価ができ、信頼できる人と、代替療法の利点と危険性について話し合ってください。心理学的、社会的、精神的アプローチは効果がある上、安全なので昨今の医師はその利用を勧めています。

13.治療を受けた日にち、検査やレントゲンの結果、症状、全身の状態などを個人用ノートに記録してください。がんの治療では、情報はとても重要です。あなたより詳しく記録できる人はいないのですから。

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次回は、「代替療法と補完療法の定義」です。

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2008年8月16日 (土)

自分らしくがんと向き合う

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―がんの心の専門家が初めて語る


ジミー・C. ホランド (著), シェルダン ルイス (著), Jimmie C. Holland (原著), Sheldon Lewis (原著)
内富 庸介 (翻訳), 寺尾 まち子 (翻訳)

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この本は、アメリカの精神科医ジミー・C・ホランドが書いたものを前回紹介した『がんと心のケア』の内富庸介が訳したものです。

結構、分厚い本です。

アメリカと日本の文化の違いや、ものの考え方の違いはあるとは思いますが、私はあまり気にすることなく読めました。

私は心に残ったところだけをちょこっとご紹介しますが、できれば、手にとって読んでほしい本です。図書館でも借りることができます。

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※心身相関については、各々検索してください。(とてもここでは伝えきれませんのでご了承ください)
以下、『自分らしくがんと向き合う』第三章から抜粋

心身相関とがん

治療の効果を上げるには、どうしたらいいですか?
 心身相関に関する情報はどのように自己管理に役立てたらいいでしょうか。まず、自分が心から信じられることは何かを考えなければなりません。
 これまで、心身相関については、信じる人と信じない人がいることを述べてきました。精神的な研究にどのくらい重きを置くかは、人によって異なります。心身相関を信じていない人は、そういった研究を「扱いに慎重を要するもの」と考えます。また、信じている人は相関関係が存在すると確信しているのですから、データなどあまり気にしません。私たちがこれまで提示してきたのは、まだ議論の余地がある、がんにおける精神的な問題についてのバランスの取れた見方です。
 いま、私が第一に助言できることは、理性的によく考えて行動して欲しいということです。新しい研究結果が出ても、多少割り引いてじっくり考えることです。慌てて、これまでの一般的な対処法を変えたりしないでください。サポートグループを含め自分を支えてくれるものに対する適切な態度、適切な活用が助けとなるはずです。
 この章で提示した事実から理論的に導き出せる結論は次の通りです。

1.健康的な習慣やライフスタイルを選ぶことが、自分の身を守る一番の方法です。

2.がんを思わせる症状が出たり、原因不明の症状が続いたら医師の診察を受けましょう。早期発見が、最良の結果をもたらします。

3.自分を責めないでください。特定の性格が原因で、がんになることはありません。

4.主治医が勧める治療法を続けてください。それが最も治る可能性が大きい方法です。

5.がんへの対処の仕方は、人それぞれです。唯一の正しい方法などはありません。あなたに最も効果的な方法を選んでください。

6.現在用いている対処法がうまく働いていない場合、専門家の協力を仰ぎましょう。

7.ストレスや、気分の落ち込みや、悲しみで、がんが成長する危険が増すことはありません。また、すでに治療が終わっている場合も再発する危険が増すことはありません。

8.ストレスは、ホルモンや免疫の機能にわずかに影響しますが、がんになる危険性を増したり、余命を短くすることはありません。

9.サポートグループは、苦しみや孤独感を和らげるのに役立ちます。また、生存期間が延びるという調査結果もありますが、まだ証明できていません。そういったグループに参加しておらず、自分の役には立たないと思うなら、参加しないことで悪影響がると思ってはいけません。

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【私の勝手な感想】
青字のところを何度も読もう。
“ストレス=がん”と考えていた、いままでの私。
大丈夫!大丈夫!ストレスでがんにはならんのだよ!悪化もしないのだよ!
へんなところに神経質なこの性格のせいで、がんになったのではないのだよ!
大丈夫!大丈夫!

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次回は、がんと対処する際に「すべきこと」「すべきでないこと」 ―です。

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2008年8月12日 (火)

がんと心のケア ③

前回②に引き続き、以下の文章は、国立がんセンター研究所支所 精神腫瘍学研究部部長 内富庸介氏が『NHKきょうの健康』(2004年6月)に『がんと心のケア』と題してお話されたものです。

              =自分らしく生きるために=

がんが再発したとき
初めてがんと診断されたときや終末期よりも大きなストレスがかかる
●最もストレスが大きいのは「再発時」
 下段のグラフは、国立がんセンターが行った、がんと精神症状に関する調査結果です。
これによると、乳がんの手術を終えて外来通院している人のうち、約23%の人が「適用障害」や「うつ病」と診断されていました。一方、乳がんが再発した人たちでは、約42%にのぼっていました。また、乳がんを含めたさまざまながんで終末期を迎えた患者さんでは、通院時と同じ約23%にとどまっていました。
 この調査から、がんの進行過程の中でも再発したときが、最も心の負担が大きいことがわかります。治療を経て後遺症や再発の不安といった困難を乗り越えようと努力してきたところに遭遇するがんの再発は、大きな衝撃となります。
 さらに、再発の段階になると、がんについての知識をもっているため、最初の診断時に比べて楽観的な見方がしにくいという面もあります。

Gannsinnkou

●再発・進行期の不安
 がんが再発、あるいは進行していく場合、多くの人は死を強く意識します。そのため、“私がいなくなって、夫は大丈夫だろうか”“まだ、子供が高校生なのに”などと、「家族を残すことへの不安」が募ります。仕事などの社会的貢献や個人的な夢など、人生の中でやっておきたかったことなど、「やり残したことへの執着」もあります。
 また、“自分はもう治る見込みがないのではないか”“家族にも医師にも見捨てられたのではないか”と絶望し、「疎外感」や「孤立感」を深めてしまいます。その結果、これまでの人生をすべて否定的に考えてしまう人も少なくないようです。

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自分らしく生きていくために
周囲のさまざまな援助を得ながら失いかけた希望を取り戻す
●「希望の架け橋」を築く
 学業、仕事、結婚・・・・と、これまでの順風満帆に人生を歩んできた人が、ある日突然がんに侵され、、進行が避けられない事態を迎える・・・・・。このようなとき、誰もが深く落ち込み、絶望を感じ、希望を失いかけてしまいます。
 しかし、多くの人は周囲の援助を受けながら、「希望の架け橋」を築き、再び希望を見出して、新たに歩み始めます。(下段の図参照)人間には、本来そうした力が備わっているのだと思います。

Kakehasi

●希望を取り戻すために
次にあげることが、希望の架け橋を築くための手がかりになります。
⇒身近な人に気持ちを打ち明ける
 病気の進行に伴い、それまでの職場や家庭で担ってきた役割を、他の人に譲らざるを得なくなります。そのため、“もう大事なことは任せてもらえない”“自分は必要とされていない人間だ”などと、疎外感や孤立感を感じてしまいがちです。このような時こそ、自分の情けない気持ちや悲しい感情を家族や友人などに打ち明けましょう。
⇒過去の業績や思い出を振り返る
 仕事や学業、家事などを生き生きと行っていたときを思い出して心の中で訪ね歩き、人生が決して無意味ではなかったことを再認識してみましょう。ときには大事な人といっしょに振り返るのも良いことです。
⇒目標や希望について話し合う
 “いつかはやりたい”“そのうちに実現したい”と、これまで漠然と思っていたことを口にしてみることで、今後の目標や希望が見えてきます。

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家族や周囲の対応
本人の話に耳を傾け、目標や希望が実現できるよう援助をする
●話を“聞く”ことが大切
 家族や周囲の人は、本人の話をよく聞いてあげてください。そして、本人といっしょになって過去の業績をたどったり、幼少時からの出来事や思い出を振り返り、本人が心の中の引き出しを整理できるようになるのを待ちましょう。
 こうして話に耳を傾け、一緒になってこれまでの人生の足跡を訪ね歩くことで、これからの目標や希望が導き出されていきます。

●時計の回り方が違ってくる
 “車で日本1周がしたい”など、周囲から見れば突拍子もない希望を口にすることもよくあります。しかし、本人にとっては真剣な希望です。
 がんが再発し、病気が進行している段階になると、人生の時計が早回りになります。例えば、普通の人には1日24時間でも、本人にとっては1日12時間しかないような感覚になってきます。
 長生きすることも大事ですが、残る人生の貴重な時間を“自分らしく生きる”ことができるよう、援助してあげることも大切です。

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がんと向き合ううえで
心が悲鳴をあげそうなときはためらわずに専門家の助けを
●がんとの向き合い方は人それぞれ
 大きな目標や希望をもって、前向きに生きていくことは、とてもすばらしいことですが、それができないからと落ち込むことはありません。
 がんとどのように向き合っていくかは、人によってそれぞれ違います。どれが最も正しいということはありませんから、自分なりの向き合い方で生活をしていきましょう。

●ときには専門家の助けを
 つらい気持ちから抜け出せず、心が悲鳴をあげそうなときは、心の専門家に助けを求めてください。特に男性は相談するのをためらい1人で抱え込んでしまう人も多くいます。しかし、助けを求めるのは心の弱さではなく、自分らしく生きるために、そして家族のためにも必要な勇気なのです。

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次回は、『自分らしくがんと向き合う』を読んで― です。

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2008年8月11日 (月)

がんと心のケア ②

前回に引き続き、以下の文章は、国立がんセンター研究所支所 精神腫瘍学研究部部長 内富庸介氏が『NHKきょうの健康』(2004年6月)に『がんと心のケア』と題してお話されたものです。

              =再発の不安=

治療後に残るストレス
治療による「精神的後遺症」と「再発の不安」が大きい
がんの治療が終わればストレスから開放されるかというと、そのようなことはありません。一度がんを抱えると、さまざまな不安やストレスがつきまといます。

●日常生活の戻ることで生まれる不安
入院中は担当者や看護師などの専門家が近くで見守ってくれます。また、周囲には同じ病気を抱えた患者さんもいます。しかし、退院してこうした環境から日常生活に戻ると1人になってしまったようで不安を抱きます。いってみれば、初めての水泳の練習で足の立つところから、いきなり足のつかない場所に連れて行かれたような感覚にも似ています。

●精神的後遺症とは
がんの手術の結果、体の一部の機能や形状を喪失してしまうことは少なくありません。例えば、乳がんの手術で乳房を失ったり、喉頭がんの切除手術によって声が出なくなることもあります。また、多くの患者さんが手術や抗がん剤などの治療によって体力の低下を自覚します。
このような場合、喪失に伴う悲しみや日常生活の困難、家族への気遣い、職場に復帰したときの心配などから、抑うつ状態になる人がよくみられます。これを「精神的後遺症」といいます。
家族や周りの人は、患者さんが自分のハンディキャップを受け入れられるように今までと変わらぬ関係の中で日常生活の困難を軽減できるようなサポートを心がけましょう。また、安易に励ますよりも本人の悲しみや弱音に耳を傾け、協力することが大切です。(家族が気をつけたい言葉は、前回のミドリ色字の※の箇所をご覧下さい)

●再発の不安
身体的機能を喪失せずにすんだ場合であっても、がんにかかったすべての人が抱える心の問題が「再発の不安」です。手術や抗がん剤、放射線治療など、これまでがんを叩いていた治療が終わったことで、再発への不安が強くなってきます。
一般に、がんの再発や転移は、多くの場合3年以内に起きると考えられていることから治療を終了してから少なくとも3年くらいは、誰でも多かれ少なかれ再発や転移を恐れる気持ちに悩まされることになります。

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対処法
「カウンセリング」や「グループ療法」で不安な気持ちを軽減する
不安な気持ちが強く、日常生活に支障が出るような場合は、「カウンセリング」などを受けることが大切です。
●カウンセリング
カウンセリングでは、精神科医、診療内科医、臨床心理士などの専門家が患者さんの不安な気持ちを聞き出し患者さんに起きた困難をその人らしく乗り越えるためのサポートをします。
例えば、再発の不安が薄らぐには時間がかかるので、不安にどう向かい合っていくかを話し合います。また、ハンディキャップを受け入れられない人には、できなくなったことを考えるのではなく、毎日の生活の中でできることを一つ一つ積み重ねていくようにアドバイスします。
不眠や動悸など、不安から来る症状は薬で改善できるので遠慮なく相談するようにしましょう。
痛みなどの気がかりな症状がある場合は、定期的な受診の際に担当医に相談して、不安を溜め込まず解消していく事をお勧めします。

●グループ療法とは
同じ病気の悩みなどをもつ人たちが集まり、精神科医や臨床心理士、看護師などによる進行のもと、それぞれの人が抱く不安感などを打ち明けたり、医療情報などを交換します。
以下略

●グループ療法の利点
グループ療法は、患者さんが必要としている「心の援助」と「知恵の援助」の担い手として大きな意味をもちます。
再発の不安をもつ人は、ちょっとした痛みや食欲低下などの体の変化があると、“再発したのでは”と過敏になって、おびえるものです。誰かに話したくても、こうした気持ちは経験のない人に話してもわからないのでは、という心配もあります。
しかし、同じ病気をしている人同士なら、何かあっても“自分だけではない”というように、不安を共有することができます。また、他の人の体験を聞くことでさまざまな知識を得て、“これはがんと関係ないな”というように、安心する事もできます。
グループ療法でなくとも、同じ部屋の患者さんと退院後も連絡をとり、時々話し合うだけでもお互いを支え合う事ができます。

●新しい人間関係になじめない人の場合は
患者さんの中には、グループ療法のような集まりに参加するのが苦手な人もいます。あくまで“本人がそれを希望するときに役立つもの”と考えてください。大勢の人の中で新しい関係を求めるより、家族や友人など、少数の人とだけ話す方が気楽だという場合は、無理に参加する必要はありません。

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民間療法と付き合い方
民間療法にひかれるのは、自分が再発の不安を感じているサインでもある
がんの再発を防ぎたいとの思いから、家族や友人などが、“○○でがんが治った”といった民間療法の情報を持ち込んでくることがあります。
いろいろな可能性に賭けてみたいという気持ちはごく自然のものであり、その意味では民間療法はある種の精神安定剤のようなものともいえます。
ただ、気にとめておいてほしいのは、民間療法に心ひかれるのは、自分が再発の不安を感じているサインでもあるということです。

●民間療法にひかれた理由を担当医に
民間療法を試したいときは、担当医に相談し、なぜそれを試したいか自分の心のうちも話してみてください。とはいえ、一般に民間療法や健康食品は有効性が科学的に証明されていないので医師の立場からは言及しにくいものです。
それでもきちんと話を聞き、アドバイスしてくれるのであれば、それは“がん”ではなく、がんを抱えた“わたし”を診てくれている医師であり、今後も信頼して付き合っていけるでしょう。

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次回は、『自分らしく生きるために』です。

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2008年8月10日 (日)

がんと心のケア

以下の文章は、国立がんセンター研究所支所 精神腫瘍学研究部部長 内富庸介氏が『NHKきょうの健康』(2004年6月)に『がんと心のケア』と題してお話されたものです。

私はつい最近、このテキスト本を実家の本棚で発見しました。(バックナンバーは在庫がないようなので拙ブログで紹介しようと思います。内富庸介氏といえば、『日本サイコオンコロジー学会』のようで、有名な方のようです。彼が手がけた出版物『自分らしくがんと向き合う』や『がんと心』よりも私的には、こちらのテキストのほうが大変読みやすかったですし、ぜひ皆さんにも知ってほしいと思ったのでした。(既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、せっかくなので読んでいってください^^)

             =がんとわかったとき=

がんが心に及ぼす影響
がんと知ることでほとんどの人は大きなストレスを感じる
がんは、医療の進展により“不治の病”から“治る病気”、あるいは長期にコントロール可能な慢性疾患になってきました。
中略
患者さんや家族の心の安定と生活の質に焦点を当てたケアが重要視されるようになってきました。

●なかには「うつ病」になることも
がんの告知を受けた約200人の患者さんを調べたアメリカのデータによると、約32%の人に不安や落ち込み、不眠などで日常生活に支障が生じる「適応障害」が見られました。さらに、適応障害より症状が重い「うつ病」になる人も約6%いました。
うつ病になると、がん治療を拒否したり、自殺を考えてしまうケースもあり、患者さん自身だけでなく、家族や周りの人の人生にも多大な影響を与えます。

●告知の必要性
全ての人に対して告知が必要かどうかは分かりません。しかし、患者さんが最後までがんに気づかずに過ごす事は難しく、疑いを抱いたまま孤独無援になってしまう可能性もあります。したがって、患者さんの支援態勢をつくるうえでもやはり告知をされた方が望ましいと思われます。

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告知を受けてから
最初の2~3日は激しく動揺するが、2週間程度で現実的な対応を始める
告知を受けた患者さんの心は、多くの場合次のような過程をたどります。
(下の図参照)↓クリックすると拡大します。

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●告知から2~3日
さまざまな検査を受ける時点から、がんへの不安はありますが実際に告知されると、“心の直下型大地震”ともいうべき大きな衝撃を受けます。中には、“頭が真っ白になった”“どうやって家に帰ったか覚えていない”という人もいます。
そして、“何かの間違いだ”という「否認」、“もう助からない”という「絶望」、“なぜ私なのか”という「怒り」などの感情が強くなります。

●告知から1~2週間目
「不安」や「抑うつ」が強くなり、人によっては新聞やテレビにも興味がもてなくなります。さらに、「食欲不振」や「不眠」などの身体症状が現れ、物事に集中できない、仕事が手につかないなど、日常生活に適応できない状態になります。
この時期には、「疎外感」や「孤独感」が心を占めるのが特徴です。例えば、入院してパジャマ姿になった瞬間から、仕事や社会的な役割などを喪失してしまったような気持ちになります。

●告知から2週間目以降
人間には、強いストレスにさらされたとき、その衝撃を和らげようとする心の働きが備わっています。大体2週間を過ぎる頃から日常生活に適応して、がんの情報を集めたり、入院や休職の手続きなどの現実的な問題に対処し始めます。ただし、見た目には現実に適応し始めたように見えても、心はまだ大きなショックを負っています。
この時期に特徴的なのは、“自分のがんは治るのでは”と、希望を抱けるようになることです。
2週間を過ぎても、こうした適応状態に戻るjことができない場合は、適応障害やうつ病が疑われ、心の専門家によるケアが必要になります。

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衝撃を乗り越えるために
家族や友人、担当医などに不安な気持ちを打ち明ける
告知の大きな衝撃を乗り越えるために重要なのは、不安な気持ちを閉じ込めずに、身近な家族や友人、担当医など、自分を支えてくれる人たちに気持ちを打ち明けることです。
周囲の人になかなか言い出せない人もいますが、がんだと知れば、気持ちが落ち込み、誰かに助けを求めるのは当然のことです。担当医や看護師などにも、勇気をもって相談してほしいと思います。

●必要なのは「心の援助」と「知識の援助」
患者さんが冷静にがんに対処するためには、家族など周囲の人の「心の援助」が必要です。しかし、安易に励ますのは、かえってよくありません。

  ※気をつけたい言葉※
家族や周囲の人は励ますつもりでかえって本人を傷つけてしまうことがあります。
例えば、「そんな弱音を吐いてはダメ」「みんなお父さんのためにがんばっているんだから」本人を励ます為にいった言葉でも本人には大きな心の負担になります。
また、「○○さんがいい薬を持って来てくれたから試してみてね」「家族のために次の治療を受けてがんばって」など治療を強く促す言葉も避けてください。
患者さんは、十分に治療に耐え、不安に耐えてがんばっています。言葉が見つからないときは本人の話に静に耳を傾けるのもよいでしょう。

周囲の人は、患者さんが胸のうちを打ち明けたいときにいつでも耳を傾けられるよう、寄り添っていてあげてください。
また、診断や治療などの情報を提供する「知識の援助」も大切です。家族も一緒に担当医の話を聞き、患者さんが情報を整理して、心の引き出しに入れるのを手助けしてあげましょう。

●担当医とうまくつき合うには
担当医とは、気がねなく相談したり、説明を求めたりできるよう、信頼関係を築いておきたいものです。そのため、早い時期に自分が自らのがんについてどう考えているか、どのような対応を希望しているかなど、伝えておくことをお勧めします。
※担当医に伝えておきたいポイント※
・自分ががんについてどの程度知っているか
 →病名を知っている程度
 →本やインターネットで一通り調べた
 →周囲に同じがんになった人はいるが詳しくは知らない  
  など
・自分のがんについてどこまで知りたいか
 →全て知りたい
 →少し知りたい
 →何も知りたくない
  など
・どのように伝えてほしいか
 →検査のたびに少しずつ知らせてほしい
 →全ての検査を終えてから一度に知らせてほしい
 →家族に告げる前に自分に知らせてほしい
 など

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次回は、『再発の不安』についてです。


【私の勝手な感想】
「ああ、私もそうだった」「うんうん、なるほど。そうだったのか」・・・いろいろ振り返って、自分の当時の気持ちがここにあると思いました。
家族に読んでほしかった。とても心配してくれたし、どう対処していいかわからなかったと思うから・・・。私、告知されるたびにおかしくなってたから^^;
もちろん、自分も最初に読んでおけばよかった。私だけでなく、みんなこんな風になるんだと思ったら気が楽?だったかも。告知前の検査のあたり?(限りなく黒に近い時に限りますけど)に『がんと心のケア』という小冊子を渡されると有難かったでしょうね。

自分の時を振り返ったり、比べてみたり、家族または愛する人ががんであれば、その人の取った行動や自分の取った行動・言動などを思い出してみたりして、何か今後にプラスになればいいなと思います。

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